成人の日とは? この日には何をするのか?
成人の日は国民の祝日でありますが、何のためにやるのか、また、何をすべきかご存知でしょうか?
その年に成人する方でないと、あまり知ろうとする機会もありませんよね。
私の誕生日は、もともと成人の日だった1月15日なのですが、全く調べたこともありませんでした。
折角なので、今回は成人の日について調べたことをまとめました。成人の方もそうでないかた是非見て参考にして下さい。
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成人の日って?
国民の祝日法では、「成人の日」は「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする成年を祝いはげます」日と定められています。
特に年齢に関しての規定はないようです。
一方、民法第4条に記載の「年齢二十歳をもって、成年とする」という規定に基づき、一般的には、20歳以上の年齢の人を成年(成人)とされています。
このように、成人の日は、新成人達(新しく20歳を迎えた人達)が両親や周りの大人達に保護されてきた「子供」を終え、自立して、大人の社会へと仲間入りすることを自覚するための儀式、いわゆる成人式を行う日です。
現在成人の日は1月の第2月曜と制定されており、全国で地域ごとに差はありますが、毎年1月の上旬から中旬にかけて成人式が行われています。
何故、成人の日は祝日であるのかという理由は、一説によると、戦後物資も食料も足りない時代で一番乏しいとされていたのは「人材」であり、より良い「国家」を作っていくために、当時の役人たちは国民自身が成長していかなくてはならないと考え、「大人になった自覚を持って欲しい」と願ってこの日を祝日にしたようです。
このように、成人の日に込められた本当の意味を理解することが、大人になることの第一歩なのだと思います。
いつから成人式はある?
成人を祝う風習は古くから存在していたようです。
男子は、髪を結い冠か烏帽子をつけ、成人したことを周囲に示しました。また、元服・烏帽子式という、幼名から烏帽子名に改名する風習が盛んだったと言われています。
いわゆる、「元服の儀」と言われる現在の成人式に相当する儀式で、小正月である1月15日に行われていた事から、もともと成人式は1月15日に制定されていた経緯があります。
女子の場合は、裳と呼ばれる腰から下にまとう衣服を身に付ける裳着、髪を結い上げる髪上、歯を黒く染めることで成人の儀礼としました。
これらは主に貴族のように身分の高い人々の風習でした。
一方、各地の村々でも村人たちが定めた成人の儀式が行われていました。
現在のように一定の年齢を越えれば成人といった年齢基準はなく、例えば「1日に60キロの柴を刈って12キロ売り歩けたら一人前の男である」などという、年齢ではなくその行為が出来れば成人として認めるといった方法でした。
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これらの儀式は成年式・成女式などと呼ばれていましたが、明治以降衰退していったと言われています。
明治以降になり、男子は兵役につくためには徴兵検査を受ける必要があったため、この徴兵検査が成人式の意味をもっており、成人式を制定するきっかけとなりました。
戦後になると、兵役の義務がなくなり、国民の祝日に関する法律によって「成人の日」は正式な祝日と定められたのです。
成人の日って何するの?
まず、新成人のために、成人の日には成人式が行われます。
各地方や自治体で成人の日に行われる成人式では、女性は振袖、男性はスーツや袴などの正装に身を包み、市長から祝福の言葉を贈られます。
家庭によっては、お祝い事に食事会を開いたり、プレゼントを渡したりすることも多いようです。
また、同級生同士で成人したということを祝うため、食事と一緒にお酒を飲みに行く新成人たちが多いようです。
成人式をする年度は?
成人式は、その年度に20歳になる人が参加します。
つまり、成人式のときに誕生日を迎えていない人は19歳だということですね。お酒もまだ飲めないので、成人したという実感が湧きづらいようです。
また、青森県や岩手県などの東北地方、長野県などの多くの県では、成人式を夏に行います。その理由として、お盆帰省にあわせることで多くの人が参加できることや、1月だと雪の量から足場が悪くなることなどがあげられます。
地方によって成人式が行われる年度は様々なようです。
まとめ
今回のおさらいです。
・国民の祝日法では、「成人の日」は「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする成年を祝いはげます」日
・成人の日は1月の第2月曜
・新成人はこの日、成人式に参加する
・成人式の風習は古くから存在し、大昔の風習は、大人としての役割が出来たら成人と認められたり様々だった
・成人式は、一般的には、その年度に20歳になる人が参加する
・新成人は、成人の日には、同級生同士でお酒を飲みに行ったり、食事したりする
・家族は、プレゼントをしたりする
いかがでしたでしょうか?
是非、成人を迎える方々には、大人への一歩を踏み出して今後の日本を支えるために頑張ってもらいたいです。周りの大人も暖かい気持ちでしっかりとサポートしてあげたいですね。
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