箱根駅伝2015年の出場大学は？見どころは？

日本のお正月の風物詩、箱根駅伝。皆さん毎年箱根駅伝を見ていますか？

毎年さまざまなドラマで感動させてくれるこの箱根駅伝。出場校それぞれの揺ぎ無い想い、選手1人ひとりの熱い情熱、チームの固い絆。涙なしでは見れない駅伝競争。今度はどんなドラマを見せてくれるのでしょう。今回は2015年箱根駅伝の出場校、見どころなどをお話していきます。

箱根駅伝の歴史

2015年に91回目を迎える¨東京箱根間往復大学駅伝競争¨。 1920年（大正9年）から毎年開催され、その歴史は90年以上になります。創設のきっかけとなったのはマラソンの父として知られる金栗四三の「世界に通用するランナーを育成したい」という思いでした。

箱根駅伝の原型を作ったのは、1917年（大正6年）に開催された¨東海道駅伝¨。 京都－東京516キロを23区間に分け3日間昼夜兼行で走り継ぐ壮大なたすきリレーです。

東西対抗で行われたレースは大成功を収め、その後箱根駅伝として当時の原型を保ちながら現代まで受け継がれてきました。

東海道駅伝で成功に意を強くした金栗らは大学や師範学校、専門学校に箱根駅伝の創設の意義を説いて参加を呼びかけ早大、慶大、明大、東京高師（現筑波大）の四校が応じたのが創設の経緯となってます。

今では毎年1月2日と3日に分けて行われ、選手たちは2日1区から5区の往路（行き）、3日は6区から10区の復路（戻り）を走ります。1人約20キロから23キロの距離を走り、往復217.9キロの学生長距離界最大の駅伝競走となってます。

2014年の箱根駅伝振り返り

2014年開催された箱根駅伝。印象に残っているのシーンを振り返ってみます。この大会はまさに逃げる東洋、追う駒沢で、彼らの熱い戦いに目を離すことができませんでした。

箱根駅伝1日目

1区で1番最初にゴールした日体大でしたが、2区では駒沢大の村山選手が一気に追い越し、2区で1番ゴールとなりました。

2区は花の2区と呼ばれ特に距離が長く、急坂もありエース区間と呼ばれています。ゴール前村山選手の顔がすごくきつそうで最後の力を振り絞って次の人へタスキを渡すシーンがすごく心に残りました。

そして2区では山梨学院大のエノックオムワンバ選手が途中から足をひきずり途中棄権となったのが心痛かったです。実は、彼はこのとき疲労骨折していたそうです。足をひきずりながらも必死に走ろうとしている彼の姿に選手魂を感じました。

3区、東洋大学のエース設楽選手が勢いある走りで駒沢大を追い越しそのままトップで3区をゴールしました。東洋大の勢いは留まることなく往路での優勝を飾りました。

5区を走った日体大キャプテン4年服部選手のキャプテンとしての力強く責任感がある走りは熱いものを感じました。

箱根駅伝2日目

箱根駅伝2日目の復路では東洋大がペースを落とすことなく走り続けました。

往路で2位だった駒澤大学は9区を走ったエース窪田選手が頑張って距離を縮めましたが、10区ではトップとの差、約4分半で2位となりました。

また復路9区では7校の選手たちが残念ながら繰り上げスタートになってしまいました。 先頭から10分遅れたチームは自動的に繰り上げスタートされるようになってしまいます。タスキを持つ前の選手が、目の前でタスキをつなげずにスタートされてしまう事は選手達にとって一番屈辱的な事です。彼らの無念や、悔しさがひしひしと伝わってきました。

総合優勝は？

第90回箱根駅伝総合優勝は東洋大。2位駒澤大学、3位日本体育大学、4位早稲田大学、5位青山学院大学で幕を閉じました。
1校1校、1人ひとりの想いが熱い大会でした。特に4年生は最後の箱根駅伝だったので、彼らの走りには本当に感動させられました。

2015年第91回東京箱根間往復大学駅伝競走の出場校

大会への出場を得ることできる大学は関東学生連合1チームと前大会のトップ10校と、10月に行われた箱根駅伝予選会のトップ９校です。これに関東学連選抜を加えた合計20チームで競われます。

2015年の大会でもトップ10となると、2016年の大会は予選会に参加する事なく自動的に出場権（シード権）が獲得できます。

2015年箱根駅伝の開催日、見どころは？

2015年の開催日

2015年の箱根駅伝の開催日は、2015年1月2日、3日で、スタートは午前8時です。

箱根駅伝のコース詳細は　⇒　こちら

見どころ

前大会でトップ３だった東洋大と駒沢大、日体大が今年も上位を独占するかは見どころの1つです。

2014年に２区を走って１位となった駒沢大村山選手。彼は4年になり最後の箱根駅伝になるので、この1年でどこまで強くなったのか、前回以上の走りをするのか気になるところです。

山梨学院大学のエノック選手は、2014年の大会で残念ながら途中棄権してしまいましが、彼は山梨学院大の中でもトップの選手です。今回どんな走りを見せてくれるのかリベンジが非常に楽しみです。

東洋大の今井選手、2014年の箱根駅伝では同校の先輩エース設楽兄弟に囲まれそのなかでも見事な走りを見せた彼の成長が気になります。

正月恒例の箱根駅伝。2015年も選手達の走りに注目です！！

参考サイト　箱根駅伝公式Webサイト　http://www.hakone-ekiden.jp/