女子スポーツが強い!!男子に比べて何故強いのか?
最近の日本の女子スポーツはすこぶる強いです。サッカー優勝、レスリング優勝、ソフトボール優勝、さまざまなジャンルでたくさんの日本の女性選手たちが活躍を見せています。 今回はなぜ、日本の女子スポーツが男子に比べて強いのかお話していきます。
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目次
女性選手の素晴らしい成績
最近のスポーツの国際大会での日本の女性選手、女子チームの活躍をいくつか紹介します。
女子レスリング吉田沙保里選手
1996年より国際大会における27大会連続優勝。 2008年の中国で開催された女子ワールドカップ団体戦でアメリカの選手に敗れ連勝記録がストップしましたが、その後再び56連勝という快挙を得ました。
一番新しい成績では今年の9月に行われた韓国は仁川でのアジア大会、ウズベキスタンはタシュケントでのレスリング選手権、両方の大会で金メダルを獲得しています。
なでしこジャパンの女子サッカー
2008年2月東アジアサッカー女子選手権では3戦全勝で初優勝し日本女子代表初のタイトル獲得をしました。
2010年、AFC女子アジアカップでは準決勝でオーストラリアに敗れたものの、3位決定戦で中国に勝利し翌年のFIFA女子ワールドカップの出場権を獲得したうえ安藤梢選手が大会得点王を獲得しました。
さらに同じ2010年にはアジア競技大会優勝、2011年は女子W杯優勝、2012年のロンドンオリンピックで準優勝、一番新しい成績ですと今年5月ベトナムで行われたAFC女子アジアカップで14回目の出場を得て初優勝を成し遂げました。
女子ソフトボール
ロンドンオリンピックからオリンピック競技として外された女子ソフトボールですが、2001年のトロントで行われた女子ソフトボール世界大会準決勝から始まり、翌年アメリカで行われた同大会でも準優勝、次の年にはオーストラリアで行われた同大会で優勝を獲得。
2004年、2006年のIBAF女子ワールドカップでは準優勝、2008年から今年宮崎で行われた同大会まで4連覇を果たしています。
このように、半端ない強さが日本の女子スポーツの特徴です。
競技人口が少ない日本の女子スポーツ
日本の女子スポーツの競技人口は実は多くはありません。
種目にもよりますが、日本は少子高齢化の社会です。年々若い世代の人口が減ってきていますので、スポーツを行う人口も減ってきているということです。
日本の人口自体が少ないので他の先進国とも比べてスポーツ競技人口が比較的少ないです。
例えば、女子サッカー。
アメリカは競技人口167万人ですが、日本は4~5万人です。
ちなみに、日本のスポーツ実施人口で最も多いのは、ウォーキング2,000万人以上、ボウリング1,900万人、水泳1,300万人です。これは、高年齢の方が趣味でやっているというデータがあり、なるほど、日本は、高齢化社会と言われているだけあり、この数字は納得がいきますね。
国内では少ない競技人口でも世界での競技人口となるとそれはかなりのものになります。日本だけだと1万人以下の競技人口しか持たない女子ソフトボールでも、国際野球連盟によると世界の競技人口は30万人となります。
このような中で勝ち上がって優勝するのは、大変な事というのが良くわかりますね。
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女子スポーツが好成績を出す理由
では、どうして女子スポーツの方が男子スポーツに比べて好成績を出しているのでしょうか?
これには、いくつか理由があるようですが、一般的に言われている事をまとめてみました。
男女の競技人口の差
各種目の歴史の長さが現在までの競技人口につながっています。女子スポーツの歴史はそこまで深くないので、男子ほど多くないということです。このため、少ない競技人口の中という条件下では女子の方が勝利への確立は高くなります。あくまで全体の競技人口という枠での話で、国別の比較という事ではありません。
体格差
女子でも体格差はありますが、男子の場合、日本人と外国人ではかなりの差があります。男子の場合、技術差よりも体格差が勝敗を分ける事があります。例えば、技術は2つ上でも、体格差が4あれば、体格差が大きい方が勝つことがあるのです。もちろん、体格差が身体能力差になって現れる事も原因の1つのようです。
ハングリー精神の差
これは、プロ化が進んでいるか否かによるものです。女子のプロスポーツもいろいろありますが、圧倒的に女子アマチュアスポーツが強いです。プロの場合、年俸が幾らとか契約金が幾ら、今無理するとシーズンで活躍出来ないという事を気にしながらプレーしてしまいます。アマチュア人口の多い女子がよりハングリー精神が出やすい傾向にある事は否定できません。
女子特有の事情
女子の場合、スポーツ、試合への向き合い方、姿勢は男子と比べてもっと気持ち的に強いものになりやすいです。これは、後述もしますが、特に日本の女子の場合、一般的には、しとやかに成長して欲しいと親から言われます。20歳過ぎると結婚の事をとやかく言われます。このプレッシャーと代替に優勝という名誉を掲げて戦うので当然気持ちや姿勢が違うのです。
苦労が多い日本の女子スポーツ
女子はたくさんのプレッシャーやストレスがあります。
まずは年齢の問題です。
日本には30代後半でも活躍している日本女子代表選手がいます。これから続けていくのか、それとも結婚かというプレッシャーが彼女たちに降りかかります。選手の方たちは精神的に強い方がほとんどですが、それでも、これらのプレッシャーを受け入れるには、相当の精神面での強さ必要です。
そして結婚すると、次はだいたい子どもの話になります。
子どものために選手をやめるという方もいれば、続けるという方もいます。しかしそうなった場合、日本では、子育てがおろそかになることは絶対に許されませんよね。
いかに選手生活と子育てを両立させないといけないのか、きっと世間からのプレッシャーを彼女たちも感じているはずです。このようにさまざまな場からプレッシャーやストレスをかけられると、それを受け入れる器がないと選手としてやっていけません。
日本の女子スポーツ選手は、身体的にも精神的にも強い選手が必然的に集まってくるのですね。
最後に
女子スポーツは歴史こそ短いですが事情を知ると奥が深い物を感じます。彼女たちの活躍、彼女たちの努力は計り知れないものですね。今後も、日本の女子スポーツ選手達の活躍に期待しましょう。
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