格安SIMをiphoneで使ってみた　おすすめのプランはこれ

iphoneのスマホ料金を削減したい！！

iphoneを使いたいたかったけど、各キャリアの毎月の料金を見て愕然としました。

結局、Android機のDocomoのお得安プランで契約してそろそろ2年がたちます。

丁度、Andoroid機の2年縛りが切れる直前で、SIMフリーのiphone5Sを譲り受けるチャンスが巡ってきて、格安SIMで念願のiphoneデビューしました。

SIMフリーのiphoneを選んだ理由は、長期で海外に行くことがあり、海外でも使いたいためです。

各キャリアのものでもSIMフリー化できるようですが、海外でまともに使えたという話を聞いたことがありませんので、正規にSIMフリーとしている物にこだわりました。

最近は、いろいろなNVNO（Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)が参入して格安SIMでiphoneが使えるようになってきました。

しかし、はたして格安SIMは使い物になるのでしょうか？

そういう疑問が頭から離れませんでした。

迷っている位なら使ってみようと思い、使いものになるのかどうか自分で試してみました。

今回、OCNモバイルONEの格安SIMを利用しiphone5Sを使ってみましたので、感想や使用感などを紹介します。

その結果、格安SIMは使い物になるのかどうか、感じたメリット、デメリット、あなたがプランを選ぶ上でのアドバイスなど書いてみましたので、ご検討中の方は是非参考にしていただけばと思います。

私の格安SIMの選定方法

格安SIMを選ぶにあたり、日本にいない期間が長いため、極力安くしたい希望がありました。

各社いろいろありますが、私は、OCN モバイルONEを選びました。

OCN モバイルONEを選んだ理由は、格安SIMを扱う会社の中で最大手で、通信品質が高く安定していると評判だったためです。

電話も使いたいですが、安く仕上げる方法として050で始まるIP電話を使うことにしました。

このIP電話は、通話料が携帯電話の半額以下の30秒で8円程度の安い通話料の点が魅力です。

インターネットがつながる環境から日本にかけても同じく30秒で8円なので、これも外せない点でした。

OCN モバイルONEは、IP電話付の格安SIMの提供もしていますが、これは毎月固定料金がかかる点が不満であり、また、音声通話品質の評判がよくありませんでした。

このため、毎月固定料金が不要で、使用した分だけを払うタイプで、しかも音声通話品質の評判が良い、FUSION の「IP-Phone SMART」にしました。

FUSION の「IP-Phone SMART」は初期費用/月額基本料金/留守番電話までが無料なのでとてもうれしいサービスです。

契約すると050番号が無料でもらえて、スマホに専用のアプリを入れて使います。

次に通信容量ですが、私は、家に無制限のWi-Fiの環境があるため家では携帯電波を使ったデータ通信は不要でした。

外ではWebブラウズやメールを多く使いますが、Androidでおおよそ1か月に1-2GB位だったため、一番安い110MB/日の契約にしました。

アプリのインストールやアップデートなどはWi-Fi環境で行う工夫をすれば、問題なく使えます。

また、LINEを使うので、SMSというメッセージ機能を使った認証が必要のため、SMS付にしました。

格安SIMをiphoneで使った環境をまとめると次の通りです。

格安SIMの使用感

ここでは、契約したOCNモバイルONEのサービスの使い勝手はどうかという観点から、データ通信（メールやネットサーフィング）、テザリング、電話の使用感をお伝えします。

データ通信

主に、メールやWebブラウズの使用感になります。

日本国内のアップルストアで買うSIMフリーのiphone5Sは4GLTEに対応していますので、はっきり言って、今までDocomoで使っていたAndroidのLTEと同じ感覚でつかえました。

ストレスフリーで使えて大満足です。

iphoneがこんなに安くて使えてよいの？と思ってしまうほどです。

参考までに、DocomoのAndroid（Xperia Z）とOCN mobile ONEのiphone5Sの通信速度の差を示します。

使用したツールは、「RBB SPEED TEST」というアプリです。

左が　OCN　mobile ONE。　右が　NTT　DOCOMO

数値は高いほど通信速度が速いです。LTEは最高で150Mbps。

23:00頃でしたが、比較的込み合っている時間と思います。

数値には差は出ていますが、あくまで平均速度なので、体感上は、これぐらいではあまり差はないはずです。

深夜1時位に再度やってみたらダウンロード側は、20M bpsも出ていました。

他の格安SIMの通信速度は1～2Mbps位とも聞くので、OCNモバイルONEの通信品質が高いというのはうなずけます。

テザリング

テザリングというのは、パソコンなどWi-Fi環境でしか使えない機器を、Wi-Fi環境がなくてもスマホを使いインターネットにつないでくれる便利な機能です。

回線は、OCNモバイルONEスマホが対応しているLTEが使えます。。

この機能は、格安SIMというよりは、スマホ側が対応可能かどうかです。

iphone5Sは対応しているので使うことができます。

私のノートパソコンとiphone5SとをWi-Fiでつないでiphone5Sで使用中のLTE回線を使いテザリングしてみました。

お家の100Mbpsの無線LANほどは当然のことながらないですが、ほぼストレスなく使えて快適です。

先ほど出ていた、4Mbpsのスピードなのでしょうが、これくらいが安定して使えれば問題ないと感じます。

電話

電話も重要な機能です。

緊急時の110番や119番は050で始まるIP電話はかけることができません。

ただ、滅多にないと思いますので、不要と割り切りました。

それに、050で始まるIP電話は、フリーダイヤルもかけれませんが、これは大手キャリアのスマホでも同様のことが多いため問題ないだろうと思っていました。

友達や固定電話にかけてみましたが、FUSIONは評判通り、音声通話品質が良く快適でした。

しかも、通話料が携帯電話の半額程度だったので、格安SIMはメリットしかないのじゃなかと思いました。

月約1000円でiphoneが楽しめるとワクワクしました。

ところが！！！

丁度引っ越しの手続きがあり、とある銀行に電話をしたところ、

なんと、電話がかけられないではないですか。

それもそのはず、携帯電話はフリーダイヤルが使えないので、0570ではじまるナビダイヤルを案内していました。

なんと、050で始まるIP電話はナビダイヤルへ電話ができないのです。

他の固定電話がないか探しましたが無い様で、解約前のスマホからかける羽目に。。。

これじゃあ電話の役目ができません。

さらに、転居に伴い、郵便局にネットから転居の手続きもしました。

なんと、郵便局も同様に手続きの途中でナビダイヤルによる認証作業があり、結局ナビダイヤル以外手段がないためて、解約前のスマホで対応しました。

このように、電話を使う場合は、050で始まるIP電話だけでは厳しい結果となりました。

もちろん、お家に固定電話があればしのげると思いますが、固定電話がない私にとってはこれは致命的とも言えるデメリットでした。

最近は音声通話付の格安SIMが登場しましたが、このように使えないことが多いIP電話の欠点を補うためであることがわかりました。

おそらく、音声通話付格安SIMをもって、070/080/090の番号をもちつつ、友達や固定電話は050で始まるIP電話を使い電話料金を抑え、0570などナビダイヤルなど従来の携帯電話の番号でなければダイヤルできない場合に限り、070/080/090の電話を使うのがベストな使い方であると理解しました。

おすすめのプランはこれ

以上、格安SIMのメリット、デメリットを踏まえ、おすすめのプランをご紹介します。

電話は使わない人へのおすすめのプラン

メールかネットサーフィングだけを使い、電話は使わないという方や、お家の固定電話でOKという人は、「データ通信専用SIM」をおすすめします。

格安SIMを契約する時には、契約料3000円（税別）が必要ですが、後は月々の格安な基本通信料を支払うだけでOKです。

OCNモバイルONEの110MB/日では900円（税別）だけです。

もし、容量が足らかった場合は、毎月コースを自由に変更できますので、自分にあった最適なコースが設定できるのです。

SMSを利用する場合は、SMS利用料120円（税別）が別途かかるだけです。

ホント、月々約1000円でiphoneが使えるのです。

OCNモバイルONEのプランの詳細はこちらから

電話を使う人へのおすすめのプラン

私のように家に電話がなく、電話も使いますという人には、「音声対応SIM」をおすすめします。

これは、「データ通信専用SIM」に加え、070/080/090の電話が使えるタイプです。

格安SIMですが、ナンバーポータビリティーで今使っている070/080/090の電話番号がそのまま移転して使えます。（NMP転出手数料は必要）

OCNモバイルONEの場合、050のIP電話が本来必要な基本料金が「音声対応SIM」に限り無料で使えます。

すなわち、従来使用していたスマホの電話番号と新たに発行される050のIP電話番号が2つ使え、必要に応じて使い分けができるというメリットがあります。

さらに、「音声対応SIM」にはSMS機能もついています。

データ通信の容量の料金は「データ通信専用SIM」と同じで、900円（税別）ですが、音声対応する機能で700円（税別）で、合わせて月々1600円（税別）です。

これだけでも月々の使用料を少なくすることができます。

ただ、大手キャリアのような携帯メール（xxxx@docomo.ne.jp）が使えませんので、携帯メールまで重要視する人は大手キャリアのままの方が良いと思います。

個人的には、050の電話はFUSIONがおすすめです。なぜなら、留守電が無料ですし、料金計算が30秒単位だからです。（OCNモバイルONEの留守電は有料で、料金計算が1分単位）

参考：FUSION  IP-Phone SMARTの詳細

OCNモバイルONEについてくる050のIP電話まであると電話番号が3つになりますし、常識で考えると電話番号は3つも不要と思います。

少しもったいないので、「音声対応SIM」の場合は、OCNモバイルONE以外でもよいのでは、と個人的には思っています。

ただ、OCNモバイルONEの魅力は、Docomoにそん色ないデータ通信速度なので、他社の格安SIMでは同じDocomo回線を使っていたとしてもストレスを感じるかもしれないという不安があります。

iphoneのお得な入手の仕方

自分に最適なプランが見つかれば、後はいかにiphoneを安く手に入れるかだと思います。

私のように海外で使うことが多い場合は、Appleストアで販売されているSIMフリーが無難だと思います。

一方、日本でしか使わない人は、ほとんどの格安SIMを扱っている会社は、DocomoのLTE回線を使っていますので、Docomoのiphoneがそのまま使えます。

わざわざSIMフリー化する必要はありません。

このため、Docomoのiphoneの2年縛りの契約が終わったら、格安SIMに移行してスマホ通信費を安くするのも手です。

最近は、中古のiphoneも多く出回っています。

Docomoで使われていたiphoneを中古で安く買うのも手だと思います。

まとめ

格安SIMをiphoneで使ってみた　おすすめのプランはこれ　のまとめです。

• OCNモバイルONEのデータ通信速度は安定して信頼性が高い
• 050のIP電話はFUSIONがおすすめ
• 音声通話機能が不要の方は、OCNモバイルONEの「データ通信専用SIM」をおすすめする
• 音声通話機能が必要の方は、OCNモバイルONEとそれ以外も検討する事をおすすめする
• iphoneの入手の仕方は、
  -Docomoのキャリアで2年縛り契約が完了したiphoneを格安SIMに移行させる
  -中古でDocomoのiphoneを安く手に入れる

いかがでしたでしょうか？

格安SIMを使ってみるまでは、半信半疑でしたが、実際に使ってみると満足できる使用感に驚きました。

本当に格安でいいの？と思ってしまうほどです。

ただ、スマホを使って「データ通信専用SIM」で音声通話をしようと、電話ができないことがあるなど、無理がありました。このため、個人的には「音声対応SIM」を使うのが良いと思いました。

あなたも格安SIMを使ってiphoneの毎月の料金を激減させてみませんか？